The Rust Programming Language 日本語版

著:Steve Klabnik, Carol Nichols, 貢献:Rustコミュニティ

このテキストのこの版では、Rust 2018 Editionのイディオムを使うため、Rust 1.41.0かそれ以降を使っており、すべてのプロジェクトの Cargo.tomledition="2018" とあることを前提にしています。 Rustをインストールしたりアップデートするには1章の「インストール」節を、editionに関しては付録Eを読んでください。

Rust言語の2018 Editionには、Rustをもっと扱いやすく、学びやすくするための多くの改善点があります。 それらの改善点を反映するために、今回の改版は多くの変更点を含んでいます:

  • 7章「肥大化していくプロジェクトをパッケージ、クレート、モジュールを利用して管理する」はほとんど書き直されました。2018 Editionにおいてモジュールシステムとパスの仕組みはより一貫性を持つようになりました。
  • 10章には、新しいimpl Trait構文を説明するために「引数としてのトレイト」と「トレイトを実装している型を返す」という新しい節があります。
  • 11章には、?演算子を使うテストの書き方を説明する「Result<T, E>をテストで使う」という新しい節があります。
  • 19章の「高度なライフタイム」節はなくなりました。コンパイラの改善により、この節の内容が現れることはいっそう稀になったからです。
  • 付録D「マクロ」は、手続き的マクロも説明するようになり、19章の「マクロ」節に移動しました。
  • 付録A「キーワード」では、2015 Editionと2018 Editionで書かれたコードを一緒に使えるようにしてくれる、生識別子という新しい機能も説明します。
  • 付録Dは "Useful Development Tools" という名前に変わり、Rustコードを書く手助けになる最近登場したツールを説明します。
  • 多くの細かい誤りや不正確な言葉遣いを直しました。報告してくれた読者の皆様、ありがとうございます!

edition="2018"Cargo.toml に書かなければ、Rustコンパイラのバージョンをアップデートしたとしても、 The Rust Programming Language のこれまでの版のコードは変わらずコンパイルできるということを知っておいてください。 Rustの後方互換性の約束は守られています!

HTML版はhttps://doc.rust-lang.org/stable/book/で公開されています。 オフラインで見たい場合は、rustupでインストールしたRustを使ってrustup docs --bookとしてください。

このテキストのペーパーバック版と電子書籍版はNo Starch出版から発売されています。