?
の導入
時にはpanic
の可能性を無視して、unwrap
のシンプルさを活用したいこともあるでしょう。今までのunwrap
は、値を取り出すためだけであろうとも、ネストを深く書くことを要求しました。そして、これがまさに?
の目的です。
Err
を見つけるにあたり、2つのとるべき行動があります。
- 可能な限り避けたいと決めた
panic!
Err
は処理できないことを意味するためreturn
?
はほぼ1まさしく、Err
に対してpanic
するよりreturn
するという点でunwrap
と同等です。コンビネータを使った以前の例をどれだけ簡潔に書けるか見てみましょう。
try!
マクロ
?
ができる前、同様の動作をtry!
マクロによって行うことができました。現在は?
オペレータが推奨されていますが、古いコードではtry!
に出会うこともあります。try!
を使って前の例と同じmultiply
関数を実装すると、以下のようになるでしょう。
1
詳細はre-enter ?を参照。